とちぎRuby会議01に行ってきた。とても良かった。

とちぎRuby会議01 - Regional RubyKaigi
http://regional.rubykaigi.org/tochigi01
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招待講演

  • 「博士の愛したRubyと数学」原信一郎(長岡技術科学大学)

使う道具も含めて人間であるから、道具は身体になじむものであることが大事と いう話。身体になじむペンは思考を促進する。22世紀のRubyは、もっとべたべた に人間寄りになっているのではないか。といった話。 たしかにプログラミング言語は人と世界との良きインタフェースであってほしい。

  • 「20世紀Ruby」後藤謙太郎(株式会社シングラム)

プログラミング言語はいろいろな楽しみ方があるという話。 懐かしい話がいろいろ。作品を作って気軽に見せ合う場は大事だなあ。ベーマガ はなくなったけれど、今はインターネットや勉強会がある。

ライトニングトークス

  • 米澤慎 「タイマーからはじめる本当のRuby」

いろんなインタフェースでタイマーを書きましたという話。タイマーというのは お題としてちょうどいいのかも。

  • 森田尚 「組み込みRake:Rakeで作るお手軽ビルドツール」

require 'rake'して楽をしましたというだけの話。締め切り近くになってもLTに 応募がなかったので、呼び水として手を挙げてみた。

  • 大川祐介 「Ruby初心者!」

初めてRuby使ってみたプログラマがどう感じたかという話。視点が新鮮で面白 い。話し慣れていない感じで、でもそういう人が話してくれたのがうれしい。

  • stsuboi「最強のRuby環境獲得のために:Apple製品格安購入術」

為替の差を利用してMacを安く買うためのノウハウ。今なら韓国が狙い目で、最 大4割引とのこと(2008年末-2009年頭の話)。

  • 安藤葉子 (株式会社ネットワーク応用通信研究所) 「NaClは塩化ナトリウ ムなのでエヌエーシーエルと読んでください」

まつもとさんたちが勤めるNaClの会社紹介。人がとても増えていて驚いた(当た り前)。

  • 樽家昌也 (日本Rubyの会) 「分散unit/test」

テストがボトルネックになりつつあるので、dRubyで分散してみたという話。並 列度の制御など課題はあるものの、動いて役に立っているとのこと。

雑感

toRubyでは、若い人が主体的に活動しているのが目立った。任せることは大事。

これも「XPだったもの」の一環なんだろうな。そういう文化を感じた。

関さんチームがうまくいっている秘密は分からない。ただ成り立たせている要因 はだんだん見えてきた気がする。

  • クライアントとの距離が近い
    自社製品を開発しているので、要求への疑問を口にしやすい
  • 人の入れ替わりがゆるやか
    技術が人に蓄積される。

真似できるところはぜひ真似したい。