WikiBana#7に参加してきた。
第七回Wikiばな 〜 Wikiの起源へ
http://wikibana.socoda.net/wiki.cgi?WikiBana/VOL.7
とてもよかった。「いいものを作るにはどうしたらいいか」という、いつも考え ている問いへのヒントをもらった気がする。声をかけてくれたshinoさんに感謝。
ただ、消化するにはしばらくかかりそう。自分で考えても、人と話しても、整理 がつかない。
みなさんに感謝しつつとりあえずメモ(うろ覚えにつき注意)。
本
これだけの内容を江渡さんから引き出したのは(本人と周りの)素晴らしい 功績だと思う。
パターンはユーザが自分で見つけられると教えられたのが、個人的には最大 の収穫かもしれない。振り返るときにパターンを見つけるとよいのかも。
発表
稲尾さんの「レビューパターン」が面白かった。
- 関係者(著者・レビュア・編集者)がみな、原稿と議論を共有(「契約 書以外すべて」)。
- 対面でのミーティングの結果は報告するよう心がけた。
- 著者の受け入れる能力が求められる。
プロセスパターンのひとつ? 自分の経験とも一致する。出版業でもこういう ふうにパターンを見つけて共有するのっていいな。
中埜さんが熱かった。
対話
レイアウトの微調整はどうしているかと稲尾さんに聞かれて、あまりやらな い旨答えたんだけど、説明がまずかったので補足。理由は2つあって:
- 最初からさほど問題なく仕上がっているので、人手で調整する必要が少 ない
- 優先して対処すべき他の作業が多い
後者の例を一つ。レビューしてもらうと、内容に関する要改善箇所がたくさ ん見つかる。読者にとって何が大事か考えると、同じ時間を使うなら、手が 回っていなかった改善提案に対処するほうが優先になる。
無名の質と言ったときに、何をもって良しとするかは、コミュニティによっ て異なっているのが自然なように思う。坪井さんに言われて意識できた。
yomoyomoさんと初めて話した。忙しいらしくてちょっと残念。
田中さんに声をかけそびれた。名札あったほうがいいなあ。
田中哲さん:「(セルフビルドは高層建築には適用できないのではないかと いう疑問について)各フロアに地面を用意すればその上でセルフビルド可能。 ただそういうことを実現できるところまでまだ技術が進歩していない」
classboxが欲しい。
現時点での考え
DIY
道具は使う人自身が作るのが理想。それが無理でも、なるべく両者が近くに いて、密にやりとりしながら作り、使いながら直していけるとよい。道具を 作る環境は、使い手による変更を支援する方向へ進化してほしい。
QWAN
「無名の質」(QWAN)は「時の洗練を経た質」と言い換えられるのではない か。その「時の洗練」を擬似的・人為的に引き起こすのが、プロトタイピン グであり、パイロット版であり、シミュレーションであり、レビューであり、 テストであり、設計から製造までシームレスにつながるパイプラインであり、 うまくいったパターンの採取と利用である。かもしれない。
todo
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