訳者のShiroさんが経緯を書かれているので、編集者の視点から振り返ってみます。
プログラミングClojure
http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=978-4-274-06789-1
Stuart Halloway 著 川合史朗 訳
Island Life - 『プログラミングClojure』のできるまで (訳者サイド)
http://blog.practical-scheme.net/shiro/20100125-making-programming-clojure
企画のきっかけは、Lisp50での評判を読んだことでした。
その後はShiroさんの記事のとおり。
翻訳編集は、LispやJVMをはじめとする各種技術に詳しい方たちに原稿をレビュー していただき、それを随時反映する形で進めました。お忙しいなか協力していた だいて、ただただ感謝です。編集面ではT社の共同編集者Kさんにも助けていただ きました。
- http://twitter.com/bizenn
- http://twitter.com/kazooya/status/7454797148
- http://twitter.com/koichiroo
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- http://cadr.g.hatena.ne.jp/g000001/
- http://d.hatena.ne.jp/leque/20100121/p1
- http://cadr.g.hatena.ne.jp/ytakenaka/20100122/p1
- http://twitter.com/kmizu/status/7989136405
- http://read-eval-print.blogspot.com/
協働支援ツールとしてはいつものようにQuickML, Subversion, Trac, Hudsonと、 あとpure Gauche版のIdeoType 0.2を若干拡張したものを使いました。最終的な原 稿のリビジョンは778、切られたチケットは約450 件。至らないところはたくさん あったものの、大過はなくサポートできたかなと思います。
今回はShiroさんに受けてもらえて本当に幸運でした。質の高さと早さはもちろん のこと、レビューを打診した方にみな二つ返事で快諾いただけたのも、発行後に たくさんの人に読んでもらえているのも、Shiroさんの人望と信頼があってこそで しょう。うれしい限りです。
ただ一方で、これだけ面白い言語や本が、Shiroさんがかかわらなかったら見過ご されてしまったかもしれないと考えると、手放しでは喜べない感もあります。出 版を業にしている人間として、送り出すものに責任を持ち、読者に意識的に選ん でもらえるよう関係を築くこと。送り手と受け手の距離が縮まり、区別さえ曖昧 になりつつある今、それが目下の課題だと感じています。
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