Coursera Statistics Oneの2013-10..2013-12の回を受講した。
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Statistics One Coursera -
課題: (Peer Reviewなし。課題は毎週ある)
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所要時間: (毎週何日くらいかかるか:2-3時間)
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期間: (全何週間か:24週間)
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前提知識: (コースを理解するのに必要な前提知識:高校入学程度の算数と英 語)
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いいところ・このコースを取るとできるようになること:
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内容は難しくない。手間暇かければ誰でも理解できる。
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t検定から重回帰分析やロジスティック回帰分析まで幅広く学べる。
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簡単な統計的検定ならRでできるようになる。
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統計学の入門教科書を読めるようになる。
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できないこと・制限
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面倒なところはRに任せて駆け足で幅広く紹介するという方針なので、入門 にしては幅広く学べる反面、身につけて応用するためには手計算その他の 自習が必要。
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主に扱うのは正規分布を仮定したパラメトリックな手法で、ノンパラメト リックな手法はさわりに触れるだけ。
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Conway先生の英語は発音がきれいで聞き取りやすく、語彙も平易で理解しやすい。 慣れない語句(variance, residual, deviation, homoschedasticity, homogeneity, etc.)の初出時には辞書を引く必要があったけれど、lecture1回に つき数回で、それも最初の数週間で出尽くす。
算数は中学程度。掛け算ができて自乗・平方根・有効数字が分かれば十分。行列 の計算が出てくるけれど、ビデオ1本使っておさらいしてくれる。
ただ、統計学に全く触れたことがない人は少しひっかかるかもしれない。とっつ きやすい入門書などを1冊眺めておくとよいかも。
時間はそこそこ必要。1週間で、lecture2回(座学、各30-40分程度)と、lab(R を使った演習、30分程度)、assignment(宿題、10問)が毎週ある。
45分の講義が週に3回ある、もしくは60分の講義が週に2回ある感じ。labは操作し ながら観ないと分かりにくいので大画面PCがある環境が欲しい。assignmentは labの内容を別のデータセットに応用して理解度を自己診断するという感じのもの が多いので、labとassigmentは連続でやったほうがいい。つまり1-2時間ほどまと まって取れる機会が週に1回は欲しい。
これが3ヶ月(12週)続く。半期でmidterm exam、期末にfinal examがある(各 25問くらい)。
私の場合:lectureを平日の通勤中に観て、週末の晩や休日に自宅でlabと assignmentをやった。仕事が忙しい週は、lectureは流し観、labはビデオとスク リプトの実行結果を見るだけ、assignmentはろくに考えずに埋めて答え合わせす るだけ、という感じになってしまった。本当はRでデータをつつき回したり手計算 で過程を追ったりしたほうが理解は深まったろうと思うけど。ただ中断したらモ チベーションが続かないだろうと思ったので、理解度は捨てて形式的にでも続け た。結果的にはそれでよかったと思われる。いずれにせよこのコースは受講者を 統計学のスタートラインに立たせるためのもので、次の日から応用できるように するためのものではないだろうから。
MOOC雑感:
今回は統計学を受講したが、MOOCあるいはCourseraという仕組み自体が素晴らし いと感じた。吟味された内容が毎週少しずつ、セルフチェックに役立つ課題とと もに与えられるので、ペースとモチベーションを保ちやすい。また受講者同士の 互助が機能しているので困っても何とかなる。
残った壁は言語と時間。
英語は片言程度にしかできないので母語で学ぶより格段に効率が落ちる。将来世 代の人たちは外国語に不自由しないようになることを期待しつつ、さしあたり字 幕や母語で書かれた教科書の併用などでしのぐのが現実的か。
ありがたいことに、字幕を日本語に翻訳してくれている人たちがいる(追記:後 日、公式サイトで日本語字幕が出るようになった模様)。
- Courseraに日本語字幕をつけよう!
労働者にとっては時間を作るのが一番難しい。とはいえ、知識から価値を生み出 す仕事では、盲目的に長時間手を動かすより、勉強して工夫するほうが良い結果 を得られるので、捻出するしかない。
その他の雑多なメモ:
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assignmentは設問に不備があったりするのでforumを適宜チェック。あと採点 システムが受け付ける形式は限られているので入力形式や桁数に注意(例え ば0.1ではなく.1と書く必要があったりする)。
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Courseraのサイトはたまにアクセス困難なことがあるので、課題提出は1日以 上前に。
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RはDebian上でEmacs ESSから使いたかったが、必要なCRAN由来のライブラリ のdebがなくcran2debが落ちていたので結局Windows版を使った。
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ビデオを空き時間に観るのには、スマートフォンのアプリケーションが便利。 それができない場合はDropboxで携帯端末に転送しておくなど。
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